自分が見ている世界の価値を疑うな。
伝わらないのは伝える技術がないだけ。
あなたが見ているその世界に、価値がないわけでは断じてない。
世界が歪んでしまったことの責任を他に問うな。
自分の唯一無二を疑った、弱い自分のせいである。
きみの苦しみは君にしか分からない。
きみの喜びは君にしか体感できない。
自分の感情を、目を反らさずに認めるんだ。
悔しいだろ?
痛いだろ?
泣きたいだろ?
それでも、生まれてきた愛おしさで
そこから離れられないのだろ?
その痛みの根元、その喜びが注がれる器、
その存在の有無を決して疑ってはいけない。
きみが心に感じる限り、
それらは確かにこの世に[ある]のだから。
きみは不幸である。
きみは幸福である。
きみは弱く、
きみは強い。
きみの姿は醜く、
ありのままのきみはきっと美しい。
全部がきみ。
きみの崇高さは死なない。
きみの世界の価値を、きみが決め得る限り。