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THE SPANGLE IDENTITY



納得できなくて苦しいこと

私は独身です。結婚したことはありません。

だけど、世の中の「何もしない夫」に対する妻のやるせなさや苛立ちがとてもよく分かるのです。


職場には、別室の上司以外に私と男性スタッフの2人しかいません。この人がかなりの曲者で、彼は何の悪意もない男尊主義者なのです。

例えば、私が電話中に来客のインターホンが鳴っても、接客は女の仕事だと認識している彼は動きません。インターホンが鳴り続けていてもデスクに座ったままです。

来客対応と、仕切りになる電話と、メールも返さなきゃだし、ボスから事務仕事は降ってくるし、お昼も食べられずクルクル動き回る私の側で、ソファにデンと座って、嫁の作ったおにぎりを食べて、新聞を広げている彼。


まぁね、確かに私も「察してちゃん」は良くないと思って、これまでも手伝って欲しい時はちゃんと声かけてきましたよ?でもね、やってほしいことを伝えるにも、例えば「電話に出てください」だけじゃダメで、「電話に出て、要件聞いて、担当の人の名前聞いて、連絡先聞いてください」って言わないとダメで、連絡先聞いてって言わないと連絡先聞いてくれないんですよ。それなのに「やってやってる感」がスゴいんですよ。女性を助けてやってるオレ感が。それで私が「何で連絡先控えてないんですか?」って言うと、「そんなこと言われてませんよ!」って不機嫌になる。

コピー撮るのお願いしても、どの用紙でどの向きで、どう撮ったらいいんですか?ちゃんと指定してくれないと分かりませんよ、もし違っても文句言わないでくださいね、的な。

万事そんな感じなのでね、彼に頼む手間を考えたら、多少しんどくても自分でやった方が早いわけです。

なので、ボスも「彼には何も任せられないんだよ」と、大概の仕事を私に振るわけです。それでさらに私は忙しくなるわけです。


ゴミも自分のタイミングでまとめてしまうし、そのあとゴミ袋セットしてないし、本当に忙しい時はこういうのがものすごい手間になるし、ストレスになる。

でも、彼の中では「ゴミを捨ててあげてる」なのです。休日出勤でボスからお弁当いただいた時、私は忙しくて食べる間もないのに、自分が食べ終わったらゴミ袋まとめて捨てに行った時は虚しさで愕然としたわ。


で、ふと気がつくわけです。

あれ?これって職場というより家庭内の悩みじゃね? 家事子育てに無関心な夫に対する虚しさと同じじゃね?これ、同僚に対するというより夫に対する苛立ちじゃね?って。


私、こういう思いしたくないから独身でいるのに、これ何の修行よ? 独身なのに結婚生活の辛さだけ授与されてるってなに?え?本当になにこれ?


ヤツは結婚1年目にして子ども1歳。私と同等な稼ぎだと仮定して東京で1馬力で嫁子ども養うのは相当大変だろうに、妻には専業主婦を希望し、嫁に経済力を持たせないことで自分に従属させて、何とかプライドを保っている。

彼の子どもの学資保険か何かの相談に乗ってるとき、「自分の下に留まらなくなるから奥さんに経済力持たせたくない」的な発言が忘れられん。と同時に、あぁこれが結婚の現実か、と愕然としたわ。


この人、下手に人当たりがよくて、お兄さん気質で、ルックスがいいから、ずっと許されてきたんだろうな。自分を持ち上げてもらえなくて不機嫌になることも、自分の傍らで食事もできずに動いている女性がいても自分はくつろいでいることも、全部ぜんぶ。


「私はあんたの母親でも嫁でもない」とずっと苦しかったけど、最近は諦めた。諦めて私は相変わらずクルクルと忙しくしてる。

そしたら今度は、今までやいのやいのと文句を言ってきた私が無になったもんだから、無視されてる可哀想なボク的なカンジを醸し、実際にミスばかりしてボスに怒られまくっている。


なんでそれで許されると思ってるんだろう。

でも言って理解してくれるとは思えない。

また亭主関白夫みたいな振る舞いにすぐ戻るだろう。

もう諦めるしかない。諦めて全部我慢して、全部私がやるしかない。ストレスでおかしくなりそうだけど、自分の心身を守りながら自分ひとりでやってくしかない。

ヤツはいいな。職場では私に面倒見てもらい、家では妻に面倒見させ。


ただ唯一、結婚への幻想を打ち壊してくれたことだけは感謝する。彼を見ていなかったら、結婚してない自分に罪悪感を持っていたかもしれない。


もう何がなんだか分かりませんが、本当に働くって大変ね。やれないことはやらない人が最強だと思う今日この頃です。


# by spangle.identity | 2021-04-06 05:26

完全勝利を宣言するものである。

大学院を受けました。

まだ最終結果は出ていませんが、おかげさまで一次試験はパスしました。
受験したのは、社会人を対象とした夜間の専門職大学院で、例年倍率が高く、多ければ9倍、少なくても6倍。今年は約7倍で、一次試験後、受験者は半分以下に絞られ。
自分で言うのもなんですが、私、がんばったわ。

研究したいと思っている分野を仕事を辞めずに学べるこの学校にずっと興味はあったけど、専門職大学院という性格上、研究を自分のキャリアにどう繋げたらいいのか不透明なままでは受けられず、いつか行けたらいいな程度の抽象的な願望だった。

でも、とある資格取得を考えた時、この大学院にも同じ研究領域があり、資格+修士レベルの知識が有れば仕事の幅がかなり広がるし、本来なら7月だった筈の入試がコロナの影響で10月に延期されたことを知り、夏休み前、急にスイッチが入った。

その時点で、願書の提出期限まではあと2か月弱で、入試本番まではあと3ヶ月弱。
願書の提出日までに、ほぼ初学の分野の研究計画書を完成させなくてはならない。
入試までには、専門分野以外の領域全域に亘る基礎用語を暗記し、研究方法の基礎を習得していなければならない。
冷静に考えたら間に合わない。
間に合わないのだけれど、私は日頃からあまり冷静ではないので、なんか間に合うような気がしてしまったのです。

久々に私本来が持つ「怖いもの知らずモード」が全開となり、しわっしわに日々疲れ切っている独身アラフォーの、どこにこんな底力があったのかと思うくらい、あり得ないほどの勢いで、あたま取れるんじゃないかなと思うくらい勉強した。

で、
たかが一次試験をパスしただけなのに何なのですが、これが私の中では本当に大きなことで、合格発表に自分の受験番号を見つけたときはマジで泣いたわ。

実は、大学院入試は今回で3回目なのです。
1回目は、大学在学時に合格していて卒業後そのまま進学する予定だったけれど、人格クラッシャーによる諸々の策略にまんまと嵌ってフリーターとなり、
2回目は、人格クラッシャーの下、関西でタコ部屋に囚われタダ働きしているときに、何とか支配から逃れようと試みたものの、一次試験で不合格。
それで今回です。

学歴にばかりこだわる肩書き主義の人間、
頭が悪い、
要領も悪い、
何を言っているのか分からない、
あなたの能力では勉強しても意味がない etc...

人格クラッシャーから言われ、真に受けてしまったこれらの言葉。
その影をね、今回の一次試験突破で払い除けました。
数年前に一切の付き合いを断絶したとは言え、
心に染み付いたままだった人格クラッシャーの影から、私、完全に解き放たれたわ。

彼女の下で治療マターになる程だった狂気的な日々。

大丈夫。
わたし頭悪くない、純粋に学ぶことが好き。
要領も悪くない、3ヶ月でここまでやれた。
口頭試験でも私の言っていることはちゃんと伝わった。
本気で勉強したらある程度のところまでは行ける。

それが体感できたので、私はもう大丈夫なのだ。

よってここに完全勝利を宣言するものである。


追伸:
二次試験で落ちてたら、また来年受けます。


# by spangle.identity | 2020-11-12 15:47

要は治療案件だったということ。

あのですね。
これ、2019年の1月に書いたものなんですけどアップせずにいました。でも今読み返したら面白かったので(笑)、私の人生の貴重な1ページとして載せたいと思います(笑)。

ちなみにこの彼は、先頃私とは別の女性と結婚し、この春に父となり、今だに一緒に働いてます。現在の関係性は至ってフツーの同僚です。


———————————————


2018年は4月に1回しかアップしてない。
2019年は2回以上はアップするようにしよう。

あのですね、人を好きになったんですよ。久々に。
これがまた一筋縄ではいかない人でね、まさか40を前にして色恋沙汰をこんなに拗らせるとは思っても見なかった。仕事はバリバリ頑張るけど、そっち方面に関しては私はもうひっそりと静かに余生を送るつもりでいたのでね。。。

で、私も変に大人になろうとしたのです。
恋愛などという到底理屈では対撃ちできないものに対して、理屈で立ち向かってしまった。何せ仕事が絡んでいたので。

周囲の状況、相手の性質、諸々の外的要因を俯瞰で把握し、冷静な大人の脳みそは「これ以上、追うな」と判断した。自分がどうしたい、と言うよりも、社会人として状況判断で答えを出してしまったのです。
もし、なりふり構わず「好きだ」という気持ちだけで相手と向き合えていたら、例え叶わなくてもここまで拗らせなかったのかもしれない。もう白黒つかない日々が2年以上も続くと、精神の摩耗が激しくて。

そこで、そもそも何に囚われているのか、よく考えてみたのです。

やっぱり、根底にあるのは「不安」でした。
これは、独りでいることの不安、女として枯れていく不安、ではありません。そんなものとっくに覚悟できてるわ。

では、何か。
かなり改善したとは言え、私の心にはまだ自信のなさや自己肯定感の低さが巣食っていて、自分のことが不安で仕方がない、みたいな発作的な瞬間があるのです。仕事面ではないですよ?仕事的な判断はそこそこ自信あるので、仕事面で不安になることはそんなにない。でも、パーソナルな部分ではまだまだある。

そんな中、誰に誤りを指摘されても自らの考えを改めない彼の思い込みの激しさが、精神的な強さに見えた。ブレない姿勢がとても頼もしかった。そこに甘えたくなったし、その傘下で庇護して欲しいと思った。
また、彼も変にお兄さんぶりたがる人でね、女の前ではお兄さんぶりたがる彼と、後ろに下がって守ってもらいたい私の、「理想的な男女の立ち位置」が変に合致してしまったんですよ。

加えてその頃は、私が専門的なカウンセリングを受け始めて少しずつ人格クラッシャーの呪縛から解放されつつあった時だったので、10数年ぶりに異性を好きになる心を取り戻せたことが純粋に嬉しかった。その過程の中で、彼と結ばれることが治療のゴール、みたいなストーリーを心の支えにしてしまって、彼を救世主のように思ってた。

私が立ち直っていく中で、間違いなく彼は精神的な支柱となり、そのストーリーは心の中で劇的な色彩を帯びてしまったのです。

でも、残念ながら、私たちが出会ったのは仕事の場で、
残念ながら、彼は仕事ではリーダー的な舵取りに長けているタイプではなく、
更に残念ながら、私は仕事となれば一歩後ろになど下がれないタイプだったのです。

職場には経営者である上司を除けば、スタッフは彼と私しか居なかったのですよ。私には魅力に思えた彼独特の思い込みの強さはこの職種では致命的で、私が修正して舵を取らざるを得ない場面が多々あった。そうなると彼は面白くないわけです。私も1人でこなさなければいけない仕事が増え疲弊してしまって、関係性は拗れるばかり。
しかも、彼は私の気持ちに気付いていたので、気に入らないことがあれば拗ねる、無視する、を繰り返して私にマウントを取りおって(笑)、モラハラ夫に迫害される妻、みたいな職場環境になってしまい。
私も相当悩みましたが、最終的には彼に好かれることよりも職場であることを優先し、無視されれば職場で子どもみたいなことすんなって言い返してたし、怒鳴られればその倍は言い返してたし、殴られそうになっても殴ってみろよって言い返してたので、更に関係性は拗れ。

でも、こんな状況でも恋する女は盲目なので(笑)、なんだかんだで彼は最終的には私を選ぶのではないか思ってました。これらの悪態はただ私に甘えてるだけでそういう不甲斐なさも愛おしく、この業界は特殊で分かり合える人はなかなか居ないのだから、仕事では私があなたを支えるから、女としては甘えさせてくれないかな?と。


—————————————————-


はい。当時の記載はここまで。

本来はPTSDの治療のため受け始めたカウンセリングが当時はただの恋愛相談の場と化してしまい、ある日カウンセラーさんに言われました。
「あなたにとっての彼は、おそらくあの人格クラッシャーと同じ存在。彼にあのクラッシャーのような恣意的なものはないかもしれないけど、囚われ方は同じ」と。
合点が行き過ぎてひっくり返るわ。そうだわ。あの人格クラッシャーと同じだわ。さすがプロは観点が違うわ。結局は私の歪んだ自己肯定感の低さと自信のなさが原因だわ。自分から囚われに行ってるわ。要は治療案件だわ。

で、この後も諸々ありましたが、一度だけ正面切って気持ちを伝えてみたことがあるけど、彼からはYESもNOもなく(まぁYESと言われない時点でNOなのですが)、彼の八つ当たり系の甘えは加速し、昨年の今ごろ彼の結婚か決まったと人伝いに聞かされ。
と同時に、どういう訳か彼は私に手作りのお弁当をせがむようになり、私もバカで結婚までの一瞬だけでいいから良い思い出をくれ、みたいなテンションで応じてしまい。。。典型的なダメ男ダメ女の関係性に陥りましたが、なんとか一線は越えずに今日に至ります。

入籍後、彼は職場で私に張り合うようなことは一切しなくなりました。精神的にものすごく余裕が出たようです。
察するに、家庭を持って父にもなったことで、独身で年齢的に出産は難しくなった私より完全に優位に立ったと認識したのでしょう。仕事にも協力的になり、相変わらずトンチンカンな上から目線のアドバイスをよくくださってます(笑)
ちなみに、彼が私にしきりに手料理を望んでいた時期に、奥さんの妊娠が発覚したそうです。結婚前なのにね。ダメなやつ。ダメなやつってどうして魅力的なんだろうか。

しかし、私はこれにより更にカタブツ感が増し、鋼鉄の仕事脳を手に入れたので、今後間違いは犯すまい。
学んだことも多い。結婚する男のリアルを間近で見られたのである意味良かった。結婚がこんなことなら、いらん。自分に女性として何が足りないのかもよく分かった。分かった上で、補う必要性を感じなかった。すまん。私にもう遺伝子を繋げようという気は起きない。

なんかまとまらないので今回はこの辺で切り上げます。
また人を好きになれて良かった。それは本当に感謝してます。あと、少なからずあった結婚の幻想をぶち壊してくれたことにも同じくらい感謝してる(笑)。

長い間かけて治療案件でした。私は自分で思ってるよりもダメではなかった。
また一つ魔法が解けました。






# by spangle.identity | 2020-08-07 04:51

1999年の私。

結局、仮面浪人しても志望した大学には受からず。
現役で受けて、浪人して受けて、仮面浪人してもダメで、そこまでダメだといよいよ諦めもつくというか(笑)。

だけど、その頃には割と気分的にはスッキリしてて、1年の後期から休学してた大学に戻って、1年生をやり直すことにしました。

そしたらね、気分が呼ぶ環境って不思議なもので、昨年はあんなにふて腐れて孤独だったのに、すんなり友人もできたし、好きな人もできたし、授業も割と楽しくて、やっと大学生活を基盤に乗せることが出来たんです。

それでも、サークルとかコンパ的な学生ノリが嫌いで、それが嫌いであることに変なアイデンティティを持ってしまう痛さは健在でしたが。。。

それでも、この1年で特出してるのは恋愛です(笑)。

大学で親友に出会えたことも大きいです。
彼女とはお互い一人暮らしで、当時は今と違って夜中の2時、3時でも割と安全に出歩くことができたので、夜でもしょっちゅう一緒にいて、お互いの家を行き来してました。ちなみに、彼女とは今だに仲が良い。

で、19や20の女の子なんて、基本怖いもの知らずなんです。恋愛のシチュエーションにどっぷり浸かってそこに全力で迷いなく酔うことが出来るんです。
だから彼女には彼女の、私には私の、陶酔シチュエーションがあって、それを夜な夜な会話の中で共有させることで余計に陶酔していく、みたいな、女の子特有の共鳴感で以って若さゆえの特典を満喫してました。とはいえ、当時は必死だったんですけどね。

私が好きだったのは、大学の先生(独身)。
向こうも私を可愛がってくれて、明確に付き合ってはいないけどコンプラ的にはアウトだろ、みたいな関係性で、完全にアウトになるギリギリの一線で「君は僕の生徒だよ、これ以上好きになっちゃいけないんだ」みたいなことを曰う、典型的な男のズルさを持った人だった(笑)。今ならそんなこと言われたら「だったらお前、深夜に一人暮らしの生徒の部屋に来んなや」って言い返すけど、その時は「先生。。。(うるうる)」みたいな。「あぁ叶わない恋」みたいな。

たぶん、その先生も、あくまで常識的な範疇で「女子学生に好かれるオレ」を堪能していた気がする。まだ若かったしね。たしか彼も30代になったばかりだった。しかし、好かれているシチュエーションには酔えど常識を逸脱する人ではなかったので、怖いもの知らずで向かってくる女子学生に対して、最低限、誠実であろうとしてくれていたのでしょう。

それで、それまで引きこもりで思春期を拗らせに拗らせきった私が、何故そんな強気で恋愛シチュエーションに酔えたのかと言うと、引きこもり後半、軽く摂食障害にかかって、かなり痩せたのです。
それまでも標準体重ではあったけど、太っているというコンプレックスから少しだけ解放されたことにより、服を買ったり、メイクをしたり、髪型を変えるのが楽しくなった。
それまでは、そういう女の子グッズは自分のものではないと思っていたのです。
だから、学生ノリが苦手な自分を特別視したままでも、スカートが履けるとか、ウエストのくびれが出る服が着れるとか、髪の色を変えられる、とか、それを以って異性に向かえる、とか、純粋に楽しかったんだと思う。そして、それを一緒に陶酔してくれる親友を得たことが。

あと、この頃は1番モノを書いていました。初めて舞台の脚本を書いたのもこの年です。そのときに書いていたモノや作風は、割と今でもベースになってます。

人を好きになったことや、女性としての自分を手にできたことで、開花した何かが確実にあった、そういう私の人生の中でもとても重要な1年でした。


# by spangle.identity | 2019-11-12 05:57

2018/04/09

年イチレベルの投稿になってしまったブログだけれど、老後の楽しみの1つとして、ひとまず残しておこう。

仕事は楽しいです。
接客のノウハウも、大学で学んだ知識も、英語翻訳作業も、これまで培ったものを全部満遍なく使わせてもらっているので、やりがいもある。

まさかこの界隈で働けるとは思わなかったけど、ここに居るとなんとなく人生がしっくりくる感じがして、もう多分、転職することはない気がする。向こうから「いらない」と言われない限りは。

それでも、日々知識と認識の足りなさは痛感していて、もっといろいろ出来るようになって、役に立てるようになりたいと思う。

住みたい街に住めて、
着たい服を着ることができて、
やりたいと思える仕事をやらせてもらい、
それによる社会的な立場にも満足していて、
友だちにも恵まれている。

私は運が良い。

社会的な立場の一切を失ったほんの数年前から、ここまで這い上がれるだけの底力を、教育として与えてくれていた両親には感謝している。親とは諸々あったけど。

生活が安定しているというのは、本当に大切なことだ。この安定をきちんと自己管理して守りつつ、その上で、また私なりに勉強していきたいなと思ってる。

勉強したいのは社会心理学。
大人になることの最大の利点は、不安定なものを理屈で理解できるようになることだ。
私の心に名付けられてしまったPTSDと解離性障害という病名も、どういう理屈で起こってしまったことなのか、学問の側面から理解できればもうこれまでのような底無しの不安などは感じない。

私にとって、不安や苦痛を消化させるものは精神医学や心理学といった学問的見地であった。哲学や思想ではなかった。無論、宗教や自己啓発論なんかじゃなかった。

心も人間の持つ1つの臓器。
その中には過去から未来へ向かう時間という血管があって、記憶はそこを流れる血液。

その記憶の血液が、今日から明日にスムーズに流れなきゃ、その血栓はいつか病へと変わる。他の臓器と同じように。

それが分かったことは、私が立ち直る過程で何よりも大きかった。
私を踏みにじった人たちも少なからずいたけれど、気づかせてくれた人たちの存在の方がずっと大きかった。
彼女からは事につけ「あなたには感謝の心が足りない」と言われていたけれど、私の人格を搾取するような人に対する感謝なんて、無くて当然。私は、私を引っ張り上げてくれた今の人間関係には本当に感謝している。

これから、どんな人生を送るのか分からないけど、ひとまずは大丈夫。

非力ながらも、これからまた勉強して、洗脳やマインドコントロールで苦しむ人に対して、私の経験を少しでも役立たせることができればと願っているのです。

私はタダでは起きない。大丈夫。
# by spangle.identity | 2018-04-09 14:29


speak up, speak now.
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